- 作成日:2023.10.18
- 更新日:2026.07.03
ブラック企業を辞めたい|退職の流れ・転職する際の注意点
本記事では、
- ブラック企業を辞めたい
- うちの会社はブラック企業ではないか?
と悩んでいる方に向けて、ブラック企業の特徴・退職の流れ・転職時の注意点を解説します。
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
ブラック企業の特徴
ブラック企業には明確な定義がありませんが、厚生労働省では、ブラック企業のことを「若者の「使い捨て」が疑われる企業等」と称しており、大きく3つの特徴を挙げています。
- 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
- 企業全体のコンプライアンス意識が低い
- 労働者に対し過度の選別を行う
それぞれの特徴に基づいて、ブラック企業とは何かをご説明していきます。
労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
一つ目の特徴は、日常的に極端な長時間労働を強いる点です。
労働時間は、労働基準法により以下のように定められています。
「第三十二条 使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。」
引用元:労働基準法
さらに、労働者に時間外労働を求める場合、「36(サブロク)協定」の締結・届出が必要です。
時間外労働の上限は以下のように定められています。
- 時間外労働の上限(「限度時間」)は、月45時間・年360時間
- 臨時的な特別の事情があって労使が合意する場合でも、年720時間以内、複数月平均80時間以内(休日労働を含む)、月100時間未満(休日労働を含む)
定められた労働時間を超えて、業務を強要する企業はブラック企業と言えるでしょう。
労働時間に対し、以下の特徴がないかもチェックしてみてください。
- 休憩時間が正しく与えられない
- 年間休日が極端に少ない
- 定時で勤怠を切るように言われ、残業時間が計上されない
企業全体のコンプライアンス意識が低い
コンプライアンスとは、「法令遵守」を意味する言葉です。
コンプライアンス意識の低い企業では、給料・残業代の未払いやハラスメントの横行などが起こり得ます。
給料の未払いは生活に直結し、ハラスメントは、被害を受けた人に精神的・肉体的苦痛を与えます。日常的に行われている、対策が講じられないという場合は、ブラック企業である可能性が高いです。
また、以下のような特徴がないかも注意が必要です。
- 実質の時給が最低賃金を下回っている
- 有給取得を認めない
- 労災が下りない
労働者に対し過度の選別を行う
ブラック企業では、退職を申し出ても認めてもらえない、または退職するように追い込む、というような対応も見られます。
また、不当な解雇や転勤、部署異動を命じられることもあります。
ブラック企業を退職するときの流れ
退職する流れは一般的な企業と同じです。
しかし、ブラック企業では、スムーズに退職させてもらえない可能性があります。
問題が起きたときの対処方法も併せてご紹介します。
退職の意思表示と退職日の決定
まず、就業規則を確認し、いつまでに退職を申し出る必要があるのかをチェックしましょう。
1か月前や2か月前と、ある程度前もって伝える必要がある場合がほとんどです。
確認ができたら、直属の上司に退職の意思を報告し、退職日を決定します。
ブラック企業の場合、退職を拒否してきたり、しつこく引き止めてくるといった問題が起こり得ますが、企業側が退職を拒否することはできませんので、意志を強くもって適切に対応しましょう。
もしも退職届の受け取りを拒否された場合は、内容証明郵便を活用して証拠を残すようにするとよいでしょう。
配達証明付きでの郵送は、企業側の、届いていないという言い逃れを防止できます。
周囲への引継ぎや備品の返却
無事退職日が決定したら、取引先や同僚に周知をします。
自分の後任者に引継ぎをする必要があるため、ファイルの整理や引継ぎ資料の作成等をしておくとスムーズです。
また、会社からの貸与品など、備品を返却する準備も進めましょう。具体的には、以下のようなものが当てはまります。
- パソコンやロッカーの鍵などの貸与品
- 書類やUSBデータなどの機密情報
- 社員証や名刺など、社員であることを証明するもの
- その他、取引先の名刺や健康保険証など
有給休暇の消化
有給休暇の残り日数を確認し、退職日までに消化できるように調整をしましょう。
ブラック企業では、普段から有給休暇を取得しづらい雰囲気があったり、申請しても拒否されてしまったりすることがあります。しかし、退職前は有給を消化できる最後のタイミングですので、泣き寝入りせずに申請をしましょう。
そもそも、上司や会社に有給取得を拒否する権利はありません。
有給取得を拒否された場合は、社内相談窓口や管理部門・労働組合等に相談し、それでも解決しない場合は、労働基準監督署への相談を検討してください。
離職書類の受領
離職時は、離職票や源泉徴収票など、様々な書類を受け取ります。税金や社会保険の手続き、転職など、それぞれの対応に必要な書類ですのでもれなく受け取るようにしましょう。
ブラック企業では、離職票を発行してもらえないケースがあります。
離職票は、失業保険(雇用保険)の手続きをする場合に必要な書類です。退職から10日を過ぎても届かない場合は、会社に依頼し、発行してもらいましょう。
連絡しても対応してもらえない場合は、ハローワークや労働基準監督署への相談を検討してください。
ブラック企業を辞めたい人が、転職エージェントに相談するメリット
ブラック企業を退職できても、また違うブラック企業に転職してしまっては意味がありません。
ブラック企業を辞めたいと思っている(もしくは既に退職している)場合は、転職エージェントを活用した方がよいです。
転職エージェントに登録すると、転職活動における悩み・不安の相談や、マッチしそうな企業の紹介など、細かな支援を無料で受けることができます。
第3者視点を取り入れやすく、企業との間に立ってやり取りを進めてくれるため、安心感があります。また、ブラック企業に勤めていたことも気兼ねなく相談できるでしょう。
まとめ
- ブラック企業を辞めたい
- うちの会社はブラック企業ではないか?
と悩んでいる場合は、自分ひとりで悩まず、家族や友人に相談したり、各種機関に相談してみてください。
ちなみに、転職先やキャリアに関する不安については、転職エージェントを活用する事で解決できる事もあります。
人材業界に特化した転職エージェント「人材業界転職ルート」では、未経験者におすすめの非公開求人を多数保有しています。
情報収集や相談ベースでも構いませんので、転職をご検討されている場合は、ぜひお気軽にご登録ください。
▼参考
・労働条件に関する総合情報サイトQ&A
・厚生労働省36協定資料
・新規学卒就職者の離職状況
・令和4年雇用動向調査結果の概要
・総務省 日本標準産業分類
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。

