- 作成日:2023.06.20
- 更新日:2024.12.09
大企業からの転職!中途採用の選考では有利になる?不利になる?
この記事は人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」を運営するファンオブライフのキャリアコンサルタントが、日々ご相談を受ける内容をもとに、架空の転職相談に対して回答を行っているものです。この記事では大企業・大手企業からの転職についてまとめています。
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
【相談】現在、いわゆる業界の大手企業に勤めています。中途採用の面接ではこうした経験は有利になるものでしょうか?
大学卒業後、いわゆる業界トップシェアの大手企業に勤めています。
条件面は申し分ないのですが、保守的な風土や年功序列の組織に疑問を覚え、より挑戦的な社風のある企業への転職を考えています。
こうした大企業・大手企業での経験は転職活動ではプラスになるものでしょうか。
【回答】有利にも不利にもなりえます。謙虚さが重要
大手企業から、ベンチャー企業など挑戦的な社風のある企業への転職を考えている、というご相談ですね。
面接では「株式会社○○の△△さん」ではなく、ひとりの個人として評価されます。
大手企業で勤務されていたご経験は、転職活動で有利に働く面も、不利になる部分もあります。以下のポイントを踏まえて面接に臨みましょう。
大手企業・大企業出身者の中途採用での有利になるポイント
基礎能力への期待値の高さ
選考する側の視点に立つと大手企業・大企業の選考を通過したことがある、また一定期間その中で経験を積んでいるということがプラスに働きやすいです。
一般的に企業規模が大きくなるほど、人材育成や社員向けの研修などに費用や時間をかける傾向があります。
大企業で身につけた基礎能力、例えばコミュニケーションスキルや論理的思考力などは、どのような企業であっても活かせる汎用的な能力です。
大手企業・大企業出身者であれば高いレベルの基礎能力を身につけており、即戦力として活躍できるであろうと期待され、企業からの評価が高まる場合があります。
大手のノウハウ、スキルを身につけている
業界で高いシェアを誇る大手企業で働くことで、高い売上を生み出すためのノウハウやスキルを身につけている、ということが期待されます。
採用側の企業にとっては、自社にないノウハウやスキルを持った人材を採用することにより、商品・サービスの質の向上や効率改善など、さまざまなメリットがあります。
大企業の組織構成、力学を理解している
多くの大企業では営業、企画、人事、経理など、役割に応じて部署が分かれており、さらに「課」や「チーム」などの組織に分かれていきます。
また1つの部署の中でも、課長、部長、本部長・・・など、いくつかの階層が存在します。
これらの組織構成は企業内の意思決定に影響を及ぼします。単純に商品やサービスの良し悪しだけではなく、様々な利害関係者の思惑によって意思決定が行われているのを内部の人間として、経験したことになります。
この経験があるかないかは意外に大きな差になります。
大企業に対して商品やサービスの提案を行う場合、決裁者やキーパーソンが誰なのか、どのように意思決定が行われるのかを理解していることで、スムーズに交渉を進められることがあります。
そのため、大企業の組織構成や力学を理解していることが有利に働く場合があります。
特に大企業相手に投資額が大きな商材を扱う場合、有利になることが多いと言えるでしょう。
大手企業・大企業出身者の中途採用での不利になるポイント
個人での成果を評価されづらい(ブランド・商品力があるため)
大手企業は、そのブランド力や知名度によって商品が売れたり、サービスを利用してもらえることが多くなります。
特に営業職など、個人個人が売上目標を持つような職種の場合でも、個人の働きによる成果なのか、会社のブランド力による成果なのかが判断しづらくなります。
成果をあげるために、ご自身が独自に取り組まれたことや工夫されたことなどを整理し、他者にない自分自身の強みを面接の場で伝えられるようにすると良いでしょう。
経験の幅が狭い可能性がある(縦割り部署など)
先ほどもご説明した通り、大企業では役割に応じて部署が細かく分かれていることがほとんどです。
また、ひとつの部署の中でも、業務が細分化された上で個人に割り振られることが多く、一人の社員が経験している業務の幅が狭いことがあります。
こうしたことから視野が狭いのではないか、ビジネスの全体像を把握する力が弱いのではないかと懸念されることもあります。
一方で社員数が少ない中小企業やベンチャー企業の場合、一人の社員が様々な業務を横断的に担当することが求められるため、大企業とのギャップを懸念される場合があります。
プライド、自己評価が高い
大企業・大手企業は非常に人気が高く、入社するには高い倍率の選考を突破しなければなりません。
ご自身の経験や人柄などが高く評価された結果、内定を得て入社することができたのだと思います。
しかし、人によっては、規模の小さな企業やベンチャー企業を下に見る方もいます。
仕事内容に関しても、それは自分のやる仕事ではないと選り好みをしすぎる方もいらっしゃいます。
そうしたスタンスは面接官にも伝わりやすく、「大手出身者ゆえにプライドや自己評価が高く、謙虚さがない」という見方をされてしまう場合があります。
自分の要望ややりたいことを明確にすることは重要ですが、受けてがどう考えるかを配慮しコミュニケーションすることが重要です。
大企業出身者ゆえに転職活動時に気をつけたいポイントは
退職理由
大企業・大手企業出身者の場合、面接官によっては「なぜ有名な大手企業からわざわざ転職をするのか?」と考えます。
退職理由(転職理由)と、転職によって実現したいことを整理し、ご自身の言葉で説明できるよう、準備しておきましょう。
条件面(給与・福利厚生など)
一般的に大企業・大手企業は給与水準が高かったり、住宅補助・各種手当などの福利厚生が充実しているといわれます。
中小企業やベンチャー企業に転職をする場合、年収が下がってしまったり、今までと同様の福利厚生が得られなくなってしまう可能性があります。
額面の年収も大きいですが、福利厚生、手当などの差が顕著なことがよくあります。
転職活動を行う上で、仕事内容、社風、給与、休日や勤務時間など様々な軸がありますが、これらの条件はトレードオフになることも多いため、転職活動において何を一番優先したいのかを明確にしておきましょう。
家族の反対にあいやすい
有名な大企業・大手企業から中小企業・ベンチャー企業に転職することで、収入面、企業の安定性など、ご家族が不安に思われることもあるかもしれません。
なぜ「挑戦的な社風のある企業」に転職したいのか、ご自身が何を実現したいのかを説明できるようにしておくことは、面接の場だけでなく、周囲の理解を得るためにも必要なことです。
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