- 作成日:2024.09.17
- 更新日:2024.12.11
年収アップを軸に転職活動 一貫したスタンスで未経験業界での内定獲得【転職者インタビュー】
リクルートでの法人営業職から、弊社(ファンオブライフ)に転職した荒井さんにインタビューを行いました。前編の今回は次のようなトピックについてお聞きしています。
- ホットペッパーグルメの広告営業から転職した理由
- 転職活動中に大切にしていた「軸」
- 転職エージェントとして当時の自分にアドバイスするなら? など
転職を検討している方はぜひ後編とあわせてお読みいただき、ご自身の転職活動の参考になさってください。
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
1日30軒ほどの飲食店に飛び込み営業

まずは自己紹介をお願いします。
大学卒業後、山形県の地方銀行に入社し3年半ほど勤務しました。
その後、当時のリクルートライフスタイルに転職し、主に飲食店のオーナーや法人向けにホットペッパーグルメの営業を4年経験しました。
現職のファンオブライフに転職したのは2021年10月です。
リクルートで法人営業をしていた際は、どのようなお仕事をなさっていたのでしょうか。
リクルートの中でもけっこう特殊で、4~5回は異動を経験しましたね。
入社して1年間は顧客の新規獲得をする部署で、1日あたり30軒ぐらいの飲食店に飛び込み営業をして、アポを獲得して、相談をして、成約に向けた取り組みを行っていました。
そのあと新宿のオフィスに異動して、それまで100%新規営業だったのが、既存顧客5割・新規5割といった形態に変わりました。当時の主な担当エリアは池袋です。
さらにその後、歌舞伎町エリアの担当に変わり、そこでも同じく既存顧客への提案をしつつ飛び込み営業もしていました。
2021年には全国規模の誰もが知っているようなチェーン店の担当になり、ホットペッパーグルメの広告営業にとどまらずメニュー開発や集客を増やすためにどうするかなど、コンサル営業みたいな活動にも携わりました。
CMなどでも見たことあるかもしれませんが、Airレジ・Airペイの導入や活用の提案なんかもしていましたね。
飲食店への新規営業は大変なイメージがありますが、当時はいかがでしたか。
飛び込み営業をする時間帯は飲食店にとって仕込みの時間です。
お店の方が店舗に来る時間は大体オープン前の15時~17時ごろなのですが、やはり忙しい時間帯ですから、いきなり営業に行って時間を取ってもらうのは難しい。
1日に30軒飛び込んでも、アポが取れるのは3軒程度なので大変だったなあと思います。
忙しいんだから無理だよって突っぱねられることもありそうですね。
そのほうが多いですね。すんなり聞いてもらえることは少ないです。
コロナ禍で業績に打撃 年収減から転職を検討

転職を考えたのはどのようなきっかけからでしょうか。
リクルートに入社して3年目ぐらいのタイミングでコロナ禍が始まりました。
2021年には全国チェーンの店舗担当部署に異動したのですが、個人店は徐々に売上が戻ってきているけれども全国チェーン店だとまだ休業・時短営業が多くて広告費をかけられない状況でした。
その状況がこの先どれだけ続くのかという不安と、広告費が取れないことで会社の売上が減って自分の年収にも影響していたので、これを機に新しいところでチャレンジをするのもありかなと。
あとはちょうど結婚するタイミングだったので、「このままでよいのかな」と考えて転職に向けて動き出しました。
給与に影響があったり、営業として成果を出しにくい世情になってしまったことで転職を考えられたんですね。
そうですね。
2020年にコロナ禍が本格化してすぐ転職を考えはしたのですが、いったんはもう少し頑張ってみようと思って1年続けて。2021年に改めて転職を検討して、活動を始めました。
リクルートの仕事環境に不満はなかったが……
ご結婚のタイミングだったことも転職のきっかけとのことですが、具体的に結婚に向けて「こういう環境がいい」などの希望はあったのでしょうか。
純粋に年収を上げたい気持ちが大きかったです。
正直、働き方や社風には不満が一切なく、当時もリモートワークを活用するなど個人で働き方をコントロールできる環境でした。
毎日深夜まで残業するようなこともありませんでしたし、仕事とプライベートのバランスは取れていました。
当時の環境では、その希望が叶いにくそうだったと。
そうですね。契約社員から正社員になったタイミングがコロナ後だったので、正社員になってからのほうが年収が低かったんです。
まさか正社員になって下がるとは、と。ですからそのまま頑張ることにあまり旨味を感じていませんでしたね。
契約社員時代と正社員になってからで、年収はどれだけ差があったのですか?
契約社員時代は年収が600万円いかないくらいで、正社員になってからだと500万円いかないぐらいですね。
それはたしかに不満ですよね。
そうなんですよ。正社員になったのに100万下がってしまって。
さすがに先行きが不透明な時期でしたし、500万から600万にもう一度回復するというのは厳しそうだなと思いました。
転職エージェントに相談して転職活動をスタート

転職活動を始めた当時、まずは何をしましたか?
最初に転職エージェントに登録した記憶があります。
私が転職する1年前に妻が転職していたので、妻が利用していたdodaを紹介されて使い始めました。
最初にエージェントと面談をして、どう転職を進めていくかとか、どういうキャリアを目指したいかなどさまざまなヒアリングを受け、その内容に沿った求人をご提案いただきました。
利用したのはdodaのみですか?
いろいろなサービスに登録はしたのですが、利用したのは結局dodaのみでした。
使ってみていかがでしたか?
大手サービスですし求人数も多いだろうと思って利用したのですが、当時対応してもらったエージェントの方が非常に丁寧に進めてくださったので、他のサービスを併用する必要はありませんでしたね。
何社ほど求人を紹介されたのでしょうか。
たしか50~60社くらい紹介をいただいたかと思います。
業界にはこだわらず「年収アップ」を軸にした
それだけの紹介を受ける上で、荒井さんからエージェントに伝えていた条件や希望はどのようなものでしたか?
転職を考えるきっかけでもあった「年収を上げたい」という点は一番強く伝えていました。
そのためには平均年収が高い企業か、インセンティブで稼ぐ企業かどちらかかなと。
私が営業の経験しかないことを加味すると、おそらくインセンティブで稼ぐ企業のほうが年収を上げられて転職もしやすいのではないかと思い、そういった特徴のある企業に寄せてご紹介いただきました。
保険や不動産業界の紹介が多かったのですが、私としてはそちらの業界はあまり考えていませんでした。前職が銀行なので保険のような金融はもういいなと思っていましたし、不動産は土日休みではないのがネックで。
結婚したこともあって、できれば土日休みで平日稼働するカレンダー通りの働き方をしたかったので、不動産業界は除いてほしいと伝えました。
では紹介された企業の業界はさまざまだったのでしょうか。
そうですね、業界には特にこだわりがありませんでした。
それよりインセンティブがあるとか、ベースの給与が高い企業を中心にご紹介いただいていたので、結果的にコンサル系の企業が多かったと思います。
仕事の合間に時間を見つけて企業研究

最終的に荒井さんが応募したのは何社ほどですか?
紹介いただいたうち、応募したのは20社弱です。そのうち面接に進んだのは半分ほどですね。
関連記事:転職での書類通過率と、複数応募について
中でも一番早く内定が出たのが現職のファンオブライフで、他の選考も進んでいたんですがここに決めてしまいました。
面接は10社ほど受けられたんですね。
はい。特にコンサル系の企業は2021年当時でもう対面の面接が復活してきていたので、各社のオフィスまで行って面接を受けました。
10社となると、数的にもけっこう大変そうです。
当時は部署異動があったばかりだったので、仕事の合間に面接を受けたり、仕事の後に面接の準備や企業研究をしたりしていました。けっこうバタバタしていたなと思います。
面接を受けたうち、選考を通過したのは何社ほどでしょうか。
現職を含めて5社ぐらいですかね。
ただ選考の進捗にけっこう時間差があって、他社が1次・2次通過したタイミングでファンオブライフから内定が出たんです。
それで最終選考に進んだ企業でも、実際には受けていない企業がほとんどになりました。
求職者も企業とのミスマッチを見極める必要がある
面接を受けて荒井さんが「合わないな」と感じた企業はどんな特徴がありましたか?
私が4年働いていたリクルートはどちらかといえば個を尊重する自由な社風が強くて、やりたいことを積極的にできる会社だと思います。
一方でコンサル系企業をはじめ、仕事の進め方など「こういう方法でやってください」とけっこう固く会社側で決めている企業も中にはあります。
そのような、私がリクルートでやってきたこととミスマッチが起きそうだと感じた企業を辞退したことはあります。
ファンオブライフのどういった部分に良い印象を受けましたか?
2次面接で当時代表を勤めていた佐久間と面接をした際、佐久間もリクルート出身だからか、雰囲気や仕事の進め方、社風など、直感的に非常にやりやすそうだと感じました。
職種は違えど、社風の部分で大きなギャップなく仕事ができそうだと思えたのは大きかったです。
新規営業の経験が転職エージェント業に活かせると感じた

人材紹介の営業職にキャリアを進めるとなったとき、荒井さんの経歴の「ここは活かせそうだな」と感じたポイントはありますか?
ずっと経営者の方や決裁権のある方に対して営業をしてきた経験は、人材業界でも求職者との信頼関係を築くことに活かせるのではないかと考えていました。
転職エージェントと求職者は基本的に初対面です。特にリクルート時代は新規営業をして初対面の方とよく話をしていたので、業務のベースはけっこう似ているかなと。
また、当初は教育業界の転職エージェントとして選考を進めていたのですが、途中で管理部門人材のエージェントに転向しないかと提案を受けたんです。ちょうどサービスの立ち上げ期だったようで。
リクルート時代にも新規部署に携わった経験があり、立ち上げ期のサービスに関わるのはとても楽しそうだと感じました。それも魅力のひとつでしたね。
スタートアップ企業の、さらに新規事業の立ち上げとなると不安定な要素も大きいですよね。
今から思うとそうですね。
ただ当時はコロナ禍で仕事ができないことのほうが大きかったので、せっかくなら色々なことに挑戦できる環境で働きたいなと思っていました。
転職は幅広い情報源を持つことで選択肢も広がる

最終選考に何社か進んだとのことですが、荒井さんが面接で意識していたことや、「ここが選考通ったポイントかな」と思うことはありますか?
最終選考まで進んだ企業の多くは、実績に対してインセンティブなどの形で自分に返ってくる起業でした。
そのため私の「年収を上げたい」「経験を活かして活躍したい」という、転職の軸が一貫していることを評価してもらえたのかなと思います。
ご自身の転職活動を振り返って、当時の自分にアドバイスをするとしたらどんなことを伝えたいですか。
良くも悪くも1社しか転職エージェントを利用しなかったので、ビズリーチなど企業から直接スカウトを受ける媒体や他のエージェントを使っても良かったのではないかなと思います。
求人など情報のルートを広げることで今と異なる結果になったり、進め方が変わったりしていたかもしれないと。それが良い方向に向かっていたかまでは分かりませんが、情報収集の間口を広げても損はしませんから。
結果的に利用するエージェントを1社にしぼったとしても、複数からしぼっての1社と、1社しか知らなくてそこにするのとでは違うと思います。
後編もぜひお読みください
後編では、転職エージェントの働き方・業務内容や仕事をするうえで大変だったこと、転職エージェントを目指す方へのアドバイスなどをお聞きしています。ぜひ合わせてお読みください。
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。