人材業界転職成功ノウハウコラム コラム一覧へ

ジョブローテーションのある企業に在籍し続けるメリット・デメリット

この記事では、ジョブローテーションのある企業に勤めている方に向けて、ジョブローテーションのメリット・デメリットとなりうる点を解説します。

企業がジョブローテーションを導入する目的や、ジョブローテーションに不安を感じている場合に取りうる対処法も紹介します。

この記事の監修者

人材業界転職ルート 編集部

人材業界転職ルート 編集部

人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。

ジョブローテーションとは

ジョブローテーションとは、人材育成計画に基づいて定期的に部署や業務の配置転換を行う制度です。

ジョブローテーションの実施期間・タイミング・対象などは企業によって異なりますが、社員にさまざまな部署/職種を経験してもらう機会を提供することで社員の成長を支援する、という目的は共通しています。

企業がジョブローテーションを導入する目的

企業は、人材育成を目的としてジョブローテーションを導入しますが、それに関連する目的について解説していきます。

ジョブローテーション対象社員の社内ネットワークを広げ、部門間の連携を強化する為

社員数が多く、部門も細分化されている大企業などでは、同じ会社内でも全く関わりが無い部門・社員がいるというケースは珍しくありません。

企業は、ジョブローテーション対象社員の社内ネットワークを広げ、それを通じて部門間の連携が強化される事を期待しています。

適材適所の人材配置をするため

社員に複数業務を経験してもらい適性を見極めることも、企業がジョブローテーションを導入する目的の一つです。

適性を知ることで、配属部署やその業務内容に対するミスマッチが減り、社員ごとの強みを活かした人材配置が可能になります。

ジョブローテーションを通じて社員の強み・弱みを把握することは、社員が能力を最大限発揮できる人材配置をするうえで有効です。

事業の全体像を理解してもらうため

自社が行っている事業や業務の全体像・流れを社員に理解してもらう、という目的もあります。

ジョブローテーションを通して幅広い仕事に携わってもらうことは、自社事業への理解促進に繋がります。

企業はジョブローテーションの対象社員に対して、会社・事業の全体像を理解してもらい、社内でより活躍してもらいたいと考えています。

組織を活性化するため

企業には、ジョブローテーションを通して組織を活性化したいという目的もあります。

特定の社員が長期にわたって同じ業務に従事していると、その社員にしか業務のやり方が分からなくなる「属人化」が起きたり、組織内で新しいアイデアが生まれにくくなる可能性があります。

ジョブローテーションによる社員の配置転換によって組織の活性化が期待でき、特定の社員の不在時や退職時などに、業務効率が低下する事態を防ぐこともできます。

ジョブローテーションで、社員が得られるメリット

ジョブローテーションによって社員が得られるメリットについて解説していきます。

適性のある仕事を見つけられる

一つの会社に勤めながら、さまざまな部署・職種を経験できることは、ジョブローテーションのある会社で働くメリットです。

特に新卒で入社したばかりの頃は、自分に適性のある仕事や興味のある仕事が見つかっていない方も多いのではないでしょうか。

ジョブローテーションによって様々な仕事を経験することで、自分の適性を見極めることができます。

社内ネットワークを広げられる

ジョブローテーションが行われる企業では、複数の部署での勤務を経験するため、幅広い人間関係を構築することができます。

社内ネットワークが広がると、他部署との連携が必要になった場合にもコミュニケーションが取りやすく、仕事を円滑に進めやすくなります。仕事のパフォーマンスも発揮しやすくなるでしょう。

多角的な視点が身につく

複数の業務を経験することで、事業全体への理解が深まり、多角的な視点が身につきます。また、部署が変わるごとに関わる人も変化するため、様々な価値観や意見に触れることができます。

他部署・他業務で培ったスキルも含め、様々な業務で活かすことができるでしょう。

ジョブローテーションが、社員にとってデメリットとなりうる点

ジョブローテーションが、社員にとってデメリットとなりうる点についても見ていきましょう。

専門性が身につきづらい可能性がある

ジョブローテーションでは、一定の期間で部署や業務が変わる事になるため、1つの業務に関する専門性が身につきにくい可能性があります。

「業務に慣れてきたと思ったら、次の部署に異動になる」というケースも少なくありません。新しい事にチャレンジし続けたいという人にはポジティブな要素と言えますが、特定の業務の専門性を深めたいと考えている方にとってはネガティブに感じられることもあるでしょう。

希望と異なる部署に配属される可能性がある

ジョブローテーションでは、人事面談などを通して本人の希望も考慮されますが、希望とは異なる部署に配属される可能性もゼロではありません。

希望とは異なる部署に配属された場合、モチベーションの維持に苦労することもあるかもしれません。

また、新たなプロジェクトが始まるタイミングや、企画が軌道に乗ってきてタイミングなど、希望しないタイミングで配置転換が行われる可能性もあります。

希望部署ややりたい仕事が明確な場合、定期的に配置転換があるジョブローテーションをデメリットに感じるかもしれません。

現職でのジョブローテーションに不安がある場合に取りうる対処法

最後に、現職でのジョブローテーションに不安がある場合に、取りうる対処法について紹介します。

上長や人事部と、キャリアに関する適切なコミュニケーションをとる

上長や人事部と、自身のキャリアについて適切なコミュニケーションが取れている事が大切です。

他部署への異動が決まった段階では調整が難しい可能性もある為、人事面談や、上長との1on1・定期面談などの機会を活用して、自身の希望を伝えたり、キャリアに関する相談をしておくと良いでしょう。

ジョブローテーションのない会社への転職も、選択肢のひとつ

専門性を磨きたい分野が見つかっていて、現職で希望を叶える事が難しい場合は、希望する部署・職種で働ける会社へ転職するという選択肢もあります。

関連記事大企業からの転職!中途採用の選考では有利になる?不利になる?

まとめ

ジョブローテーションは社員にとって、適性のある仕事を見つける機会になる、社内ネットワークを広げられる、多角的な視野が身につく、といったメリットがあります。

一方で、一つの部署での専門性を磨きづらい、希望と異なる部署に配属される可能性がある、などの懸念点もあります。

専門性を磨きたい分野が見つかっている場合などは、キャリアについて上長や人事部と適切なコミュニケーションがとれていれば、希望が叶うこともあります。現職で希望を叶えるのが難しい場合は、転職を検討するのも一つの選択肢です。

関連記事異動希望が通る人の特徴と、通らない場合の選択肢

この記事の監修者

人材業界転職ルート 編集部

人材業界転職ルート 編集部

人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。

人材業界の非公開求人 多数転職エージェントに相談する