- 作成日:2024.03.26
- 更新日:2026.07.03
転職後、以前勤めていた会社への「出戻り」について
退職してから前職の良さに気が付き、出戻りをしたいと考えているものの、
- 出戻りを受け入れてもらえるのか?
- 「出戻りしたい」と伝える事に気が引ける。
と、不安に思っていませんか。
そこで今回は、企業側・求職者側の観点から出戻りについて解説していきます。
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
出戻りとは
出戻りとは、転職などを理由に一度退職をした企業に、再度入社(転職)する事です。
出戻りを受け入れるかどうかは企業次第ですが、出戻りを受け入れる会社も見受けられます。
本記事では、企業側・求職者側の観点から出戻りについて解説していきます。
転職した社員の「出戻り」を受け入れる企業の目的
企業が出戻りを受け入れる理由には、以下のような点が挙げられます。
即戦力として活躍してもらえる
出戻り社員の場合、過去に自社で働いていた経験があるため、自社の業務プロセス、カルチャー、同僚やクライアントとのコミュニケーションにおいて、すでに一定の理解があります。
そのため、即戦力として活躍してもらえる事を期待して、企業は出戻り社員を受け入れるケースがあります。
入社後のミスマッチが起きにくい
出戻り社員の場合、過去に自社での就労経験がある為、書類や面接だけではわからない側面を事前に把握する事ができます。
一度、何かしらの理由で退職(転職)をしている為、同じ事を繰り返す事のないよう双方で建設的な会話を重ねる必要はありますが、懸念点が解消できるようであれば、入社後のミスマッチが起きにくいと考えられます。
転職後、前職に出戻りするメリット・留意点
ここからは、求職者側の観点から、前職に出戻りするメリット・留意点について紹介していきます。
出戻りするメリット
即戦力として活躍できる
出戻りを選択するメリットの一つは、即戦力として活躍できる点にあります。既にその企業のカルチャー、業務プロセス、具体的な仕事内容に精通しているため、再入社後もスムーズに業務に入る事ができます。
同じ部署に配属される場合は、過去に一緒に働いたことのある同僚や上司と働く事になる為、新たな職場で一から信頼関係を築くよりも比較的スムーズに業務に入る事ができます。
また、他社での経験やスキルを活かして、企業にさらなる貢献ができる可能性もあります。
入社後のミスマッチが起きにくい
事前に企業文化・社内フロー等を理解できている為、入社後のミスマッチは起きにくいと言えます。
出戻りする際の留意点
雇用条件・待遇について
社内制度・人事方針などの都合により、再入社時の条件が以前とは異なる可能性があります。
上記を認識した上で、面談などで待遇面について適切なコミュニケーションをとる必要性が出てくる可能性があります。
全員に歓迎されるとは限らない
出戻りについてて、全社員が必ずしもポジティブな印象をもっているとは限りません。中には、出戻りについて懐疑的な方もいるでしょう。
また、自身が職場を離れている間に、カルチャーや業務フローが変化していた場合、適応に時間を要するというケースも考えられます。
このような場合、出戻りであったとしても、「以前はこうやっていた」というような過去の経験に固執するのはあまり良い方法とは言えません。過去の経験を生かしつつも、職場の現状を謙虚に学び、新しい環境に適応する姿勢を見せることが、職場に馴染むポイントとなります。
転職活動における出戻り
ここからは実際の転職活動において、出戻りを含めた考え方・進め方について解説しています。
そもそもの転職理由を整理する
転職活動において出戻りを検討する前に、まずは以前退職をした理由(転職理由)を掘り下げ、整理することが重要です。
- どのような理由で転職をしたのか
- 転職の結果、どうだったのか
- 前職に出戻りする事で、希望は叶うのか
- 出戻りできたとしても、前回退職した際と同じ理由で、また退職を検討する事にならないか
といった点を、一度振り返っておくと良いでしょう。
転職の動機は、キャリアアップ、仕事内容、働き方の見直し、給与、人間関係など、人それぞれ多岐にわたります。過去に転職をした理由を振り返り、自身のキャリアに対する価値観や優先順位を明確にしましょう。
また、過去の転職によって得た学びや、心境の変化を整理することも大切です。
出戻り以外の選択肢を検討する
出戻り希望を会社に申し出る前に、出戻り以外の選択肢(現職にとどまる、他社に転職する等)を検討してみても良いのではないでしょうか。
これらの選択肢を検討する際には、長期的なキャリアプランを見据えることが大切です。実現したいキャリアは「本当に現職では実現できないのか」「出戻りすることで近づけるのか」など、多様な観点で考えてみましょう。
今後の方向性を決断する
今後の方向性を決断する際には、短期的な目標だけでなく、長期的なキャリアの展望も考慮することが大切です。
将来的にどのようなキャリアを描きたいのか、どのようなスキルや経験を積むことが自分にとってのキャリアに繋がるのか、を考えることに加えて、個人の価値観やライフスタイル、家族や将来の計画など、キャリア以外の側面も踏まえた総合的な判断が必要となります。
今後のキャリアについて迷いがある場合は、家族や友人だけでなく、キャリアについて客観的なアドバイスをもらえる人に相談をする事をおすすめします。
個人的なメンターがいる場合はその方に、いない場合は転職エージェントなどに相談をすると良いでしょう。
関連記事:転職エージェントの活用方法と、担当者との関係性の築き方
出戻り希望を申し出る方法
出戻りする意思が固まった場合は、一般的には以下の方法で会社に対して出戻り希望を申し出る事になります。
元上司・人事部へ連絡する
まず、元上司や人事部へ連絡をする方法が考えられます。
出戻り希望を申し出る際は、現在の状況や経緯を説明した上で、再びチームの一員として貢献したい意向を伝えることが大切です。加えて、自分自身の成長や新たに身に付けたスキル、以前の職場での経験が、出戻りすることでどのように貢献できるのか、具体的に伝えられると良いでしょう。
なお、元上司が受け入れたいと考えていても、職場の状況や採用状況によって、会社として受け入れが難しい場合もあります。
職場に戻りたいという自身の意志を伝えるだけでなく、その点も認識しておきましょう。
通常の転職活動と同じく、求人に応募する
元上司や人事部への連絡が難しい場合は、通常の転職活動と同様に求人に応募するという方法もあります。
ここで重要なのは、以前の職場での経験や成果を明確にし、どのように再び貢献できるのかを具体的にアピールすることです。
特に一度離職した際の理由や、再び戻りたいと考えた動機については詳しく確認される可能性が高いです。自身の為にも、事前にしっかりと説明する準備をしておきましょう。
まとめ
転職活動における出戻りは、企業側にも一定のニーズがあり、求職者側にも様々なメリットがあります。
出戻りを検討する際は、中長期的な観点からキャリアについて考え、自身にとってポジティブな選択をとれるようにしましょう。
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