- 作成日:2024.07.22
- 更新日:2026.07.03
大手旅行会社JTBから未経験の人材業界へ転職したきっかけと転職方法
今回はJTBに13年勤めたのち、未経験の異業種であるキャリアアドバイザーとして株式会社ファンオブライフに入社した網屋亮介さんに、前後編に分けてインタビューを行いました。
前編の今回は、次のようなお話をお聞きしています。
- 大手企業から未経験異業種に転職したきっかけ
- 複数の転職エージェントを使い分ける方法
- 現職と転職活動の両立のコツ など
後編と合わせ、ぜひご一読ください。
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
13年勤めたJTBからキャリアアドバイザーに転向

今回は旅行業界から未経験で人材紹介会社に転職した網屋さんにお越しいただきました。未経験からキャリアアドバイザーに転職した方法や、実際に働いてみての印象をお聞きします。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは自己紹介からお願いします。
網屋 亮介(あみや りょうすけ)と申します。約13年間JTBで働いていました。
株式会社ファンオブライフに入社し4年目になります。現在は教育領域のキャリアアドバイザーとして、求職者の皆さまの転職のご支援をしています。
コロナ禍の大打撃「今後も仕事できる?」と不安に
前職がJTBという大手企業で13年という長い期間活躍されたということですが、そもそも転職を考えた理由はどのようなことでしょうか。
一番のきっかけはコロナ禍で旅行業界が非常に大きな打撃を受けたことです。
当時はパンフレットを制作し旅行を企画する部署にいたのですが、旅行を企画しても催行されないことが連発していたんです。
賞与が出ないという事態にもなって、「今後旅行業界で仕事をしていけるのかな」と不安を感じて転職活動をスタートしました。
1年ほどかけて「ダラダラ進めた」転職活動

現在はキャリアアドバイザーとしてお勤めですが、当時はどのような方向性で転職活動を行っていましたか?
最初は絶対に転職をしようという気持ちではなく、どこかよりよい会社があれば転職しようというくらいの気持ちでダラダラと1年弱ほど転職活動をしていました。
はじめは直近の経験と同じく企画職系でなにかないかと漠然と探していたんですが、旅行業以外の求人で旅行の企画という業務と紐づくようなものがなかなか見つけられなかったんです。
それから方向性を変えて色々と模索しているときに、当時出会った転職エージェントの方からキャリアアドバイザーという仕事をご紹介いただいて、「うちで働きませんか」とオファーを受けました。
実は私は企画職より個人営業をしていた経験のほうが長かったので、その経験が活かせるのではないかということで、現在のアガルートキャリアのほかにも人材業界のキャリアアドバイザー職の選考を受けて、結果的に今に至るという形です。
個人営業の経験が生きるという意味では人材業界以外にも選択肢はあったかと思います。その中でもキャリアアドバイザーに関心を持った理由はあったのでしょうか。

人の人生に寄与できるんじゃないかということがすごく魅力に感じました。いわゆる個人営業には不動産や保険などもありますが、あまりそれらの商材に関心が持てなかったこともあります。
旅行以上に関心を持ってできる商材・サービスは何かなと考えたとき、転職エージェントからご紹介いただいた人材業界の仕事内容にビビッときたという感じです。
複数社の転職エージェントとやり取りをしていた

網屋さんは転職活動に1年ほど時間をかけたということでしたが、どういった媒体から転職活動を始めましたか?
最初はリクルートエージェントやdodaエージェントなど、CMをやっているような転職エージェントさん数社に相談をしました。
人材業界の選考を受け始めたのは、エンエージェントに相談するようになってからです。だからけっこういろんなエージェントの方に相談をしながら転職活動をしていましたね。
エージェントによって紹介してもらう求人を分けていたのでしょうか。
リクルートとdodaは、登録した当初は企画職系で話を進めて何社か選考も受けたのですが、結果が出ず……。
その間にコロナが第一波、第二波と進むにつれ旅行業がまた盛り上がってきたので、一度転職活動をやめてまたJTBの仕事をしていました。
その後また落ち着いたタイミングでJACリクルートメントから声をかけてもらったのですがそれも見送り、今度はエンエージェントに登録して……といった感じで、時期によって相談するエージェントを変えていました。
数あるエージェントの中で、そのサービスを利用したのはどういった理由からだったのでしょうか。
転職活動が初めてだったので、正直ネームバリュー以外の理由はありませんでした。
サービス規模よりもエージェントとのフィット感が肝心
各社のサービスを使ってみていかがでしたか?
「この会社だからこう」というよりは、担当のキャリアアドバイザーの方がフィットするかしないかが大事かなと感じました。
企業によっては「これAIで求人出してるのかな」と思うようなところもありましたね。「こんな希望出してたっけ?」という求人が紹介されることもあって。
キャリアアドバイザー業を経験した今だからこそ、当時と比べて「こんな風にエージェントを活用できそう」といったアイデアはありますか?
やはり一人だけでなく、何名かのエージェントと相談しながら進め、最終的に自分に合うような方に支援してもらうのがいいんじゃないかなと思いますね。
異業種でも経験の“再現性”があると思った

最終的に現在のキャリアアドバイザー業を選んだ理由を教えてください。
一番大きな要因は、経験が活かせるのではないかと思ったことです。
新卒で入社して以来ずっと個人営業をしており経験として一番長い業種でしたし、ある程度実績を出すこともできていました。
それまで旅行を売っていた経験は、求人を紹介して求職者の皆さんの支援をするという業務でも再現性があるのではないかなと思い、キャリアアドバイザーになろうと決心した感じですね。
仕事をしながらの転職活動は時間の使い方が問われる
網屋さんは転職活動のどのような部分が大変だと感じましたか?
私はJTBの仕事を続けながら転職活動をしていたので、現職と転職活動の両立が大変でした。
面接の日程調整もそうですし、面接に向けての企業研究をしたり、何をどう話そうかという言語化と考えの整理をしたりといった部分に、一定の時間がかかりますから。
トータルで何社ほどエントリーや面接を行ったのでしょうか。

エントリー数だけなら20社は超えていると思います。そのうち面接に進めたのは半分の10社くらいでしたかね。
当時の旅行業界はとても忙しくなる時期と、やっていたことができなくなってしまう時期が交互に来ていました。
仕事の波と転職活動の波がじゅんぐりに回っているような感じですね。
まさにそうですね。コロナの第一波・第二波の間で仕事をして、コロナの波がきたら転職活動をちょっとしてみたいな繰り返し方をしていました。
現職がずっと忙しい方だと転職活動における時間の調整はすごく大変ですし、一番の肝というか重要なポイントかなと思います。
不採用は自身の否定ではない。前向きにチャレンジを続けて

網屋さんが当時のご自身に転職活動のアドバイスをするとしたら何と伝えますか?
焦らずにやりましょうということ。
それと面接で見送りになってしまうと落ち込んだりショックを受けたりするものですが、それは自分が否定されているわけではないよと。
前向きにとらえて、次に頑張ればいいんだよというアドバイスができるかなと思います。
文面でも「見送り」と言われると、結構ショックですよね。
だんだん自分が否定されてる気になってしまいますよね。
でもやはり転職には企業と個人の相性やタイミングの問題もありますから、次の企業にちゃんと活かしていけばいいということを伝えたいです。
ありがとうございます。次回はキャリアアドバイザーに転職した網屋さんが、実際の業務に抱いた印象や、お仕事の内容についてお聞きしたいと思います。網屋さん、次回もよろしくお願いします。
ありがとうございました。
▶後編「他業種から転職し年収1000万達成した転職エージェントの働き方」を読む
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