- 作成日:2024.07.22
- 更新日:2026.07.03
他業種から転職し年収1000万達成した転職エージェントの働き方
今回は13年務めたJTBからキャリアアドバイザーとして株式会社ファンオブライフに入社し、半年で年収1000万円を達成した網屋亮介さんに、前後編に分けてインタビューを行いました。
後編の今回は、次のようなトピックをお聞きしました。
- キャリアアドバイザーの1日のスケジュール
- 転職後に大変だったこと
- キャリアアドバイザーとして活躍できる人の特徴 など
まだ前編を読んでいない方は、ぜひ前編とあわせてお読みください。
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
常に10人前後の求職者を担当

前回に引き続き、旅行業界から未経験で人材紹介会社に転職した網屋さんにお話をお聞きします。まずはキャリアアドバイザーの実際の業務について、業務の流れを簡単にご説明いただけますか?
初めてお会いする求職者さまとの面談を毎日2、3名ずつ行います。1回の面談は30分から1時間ほどでしょうか。
その際に求職者の方のご経歴を確認したり、転職先に求めていることなどをヒアリングしています。
また選考中の求職者さまを常に10名前後担当しているので、初回面談の間の時間はすでに選考に進んでいる求職者の方のフォローにあてています。
かなりマルチタスクになるキャリアアドバイザー

転職活動が進んでいる求職者さまとのやり取りはどのような内容なのでしょうか。
まずは紹介した求人に対してエントリーをするかしないかをお聞きします。
エントリーをご希望される求人については、書類選考の準備のために履歴書や職務経歴書の添削を通じて一緒に作成を進めます。
またエントリーされる求人への手続きも、私たちキャリアアドバイザーの業務です。
その後、書類選考の結果が出たら求職者さまにお伝えします。選考が通って面接に進める場合は、企業と求職者さまの間に入って日程調整を行う業務なども発生しますね。
選考が進んでいけば面接を経てのご感想や印象などをヒアリングしたり、内定フェーズで企業側と条件面の交渉をしたりといったやりとりも行います。
こういった業務を、担当する求職者さまそれぞれのフェーズに応じて毎日進めていくという流れですね。
毎日新たな求職者さまが増えて、かつ以前から連絡をしている方もいるとなると混乱してしまいそうですね。
そうですね。かなり常時マルチタスクになっていると思います。
個人差が大きいとは思うのですが、多い方だとお一人で何社ほどエントリーするものなのでしょうか。
多い方だと10~20社ほどエントリーする方もたまにいらっしゃいます。
たとえばそのうち10社が書類選考を通って面接になって、日程調整をしながら他の求職者さまの対応もしてとなると、日々けっこう忙しそうな印象です。
平日は毎日忙しく仕事を進めているので、その分土日はしっかり休みオンオフを切り替えています。
キャリアアドバイザーは「営業職」

前回、前職の経験を活かせることがキャリアアドバイザーに転職した大きな理由とうかがいましたが、実際に入社したあとのギャップはありましたか?
正直、あまりギャップは感じませんでしたね。
転職活動時にやり取りをしていたエージェントから「キャリアアドバイザーは営業職だよ」と言われていましたし、「自分もこういう数字目標を持って、こんな風に仕事を進めている」という生の話を聞いていたので、入社後も本当にその通りだったなと思っています。
キャリアアドバイザーと聞くと、営業というより転職のサポートをするという印象をお持ちの方も多いですもんね。実際にキャリアアドバイザーとして働いてみて、「こんなところが大変だったな」という点はありますか?
前職は対顧客折衝が主で、個人のお客様に何かを販売するという仕事でした。
しかしキャリアアドバイザーのお客様は求職者個人ではないんだというような、以前との考え方の違いは最初大変でしたね。
キャリアアドバイザーの「お客様」は求職者より企業

「求職者はお客様ではない」とは、具体的にどういうことでしょうか。
もちろん求職者に転職エージェントという価値やサービスは提供していますが、同時に企業側の採用をお手伝いするという立場でもあります。
企業から対価を得てサービスを提供しているため、しいてどちらがお客様かといえばおそらく企業側かなと思っています。
なるほど。
私は立場的に企業側とやりとりをする機会も非常に多いのですが、求職者をお客様と考えてへりくだったような話の進め方はしません。
そのため、前職で培ったお客様に対する話し方や会話の内容を頭の中で変換していくことに、はじめは苦労していましたね。
転職支援を通じて誰かの人生に寄与できることにやりがいを感じる

現在の株式会社ファンオブライフに入社して4年ということで、大変な部分がありつつもやりがいを感じる部分や、やっていてよかったと思うことはありますか?
やはり求職者の人生の大きな分岐点に寄与できることに非常にやりがいを感じます。
人の人生に影響力がある仕事ですし、求職者からお礼のご連絡をいただけるととても嬉しいですね。
網屋さんは「こんな風にフォローしてくれて転職成功しました!」というような口コミがとても多いですが、そういった部分でもやりがいが目に見える形で感じられますか?
そうですね。
温かいお言葉をいただくと、また次の求職者も頑張ってフォローしようという気持ちになります。
求職者に合わせ平日20時~21時に対応するケースも多い

ここからは実際のキャリアアドバイザーの働き方についてお聞きします。網屋さんの現在の勤務時間は日中がメインですか?
はい、10時~19時で働いています。
キャリアドバイザーへの転職を検討している方は、夜に仕事をすることが多いのではないかと心配される方もけっこういます。実際のところはどうでしょうか。
残業をして夜に仕事をすることはある程度ありますね。
現職に勤めながら転職活動をする方が大半なので、求職者の仕事が終わってから連絡を取る場合が非常に多いです。
夜遅く、といっても20時~21時くらいですが、その時間帯に求職者と連絡をとることは日常的に発生しますね。
網屋さんはお子様もいらっしゃいますが、平日はどのようなルーティンで業務にあたっているのでしょうか。
夜は遅めですが、逆に朝はゆっくり時間があるので、子どもを見送ったり朝ご飯を食べて食器を洗ったりしていますよ。
土日祝日はしっかり休む

平日は毎日20時~21時ごろまで働いているのですか?
毎日ではありませんね。
ある程度、自分の裁量で仕事を進められるので、夜に予定があるとか食事をしに外出するといった日には、あらかじめ予定を入れないようにして定時で退勤する日もあります。
もちろん緊急の連絡が入ることもありますけどね。
休日に対応が発生することはありますか?
休日に業務上のやりとりは発生しませんね。
ファンオブライフは原則として土日休みですから、私も土日祝日はお休みをいただいています。
事前に求職者や企業にも土日祝日は連絡ができないと伝えています。
転職後、半年で年収1000万円を達成

ちょっとぶっちゃけた話ですが、JTB時代と比べて年収にはどのくらい変化がありましたか?
JTB時代は、一番もらっていた時期で年収600万円ほどでした。
ファンオブライフは実績に応じてインセンティブとして戻ってくる制度なので多少ブレはありますが、平均すると1000万円ほどいただいています。
入社してからどのくらいの期間で年収を確保できるようになったのでしょうか。
たしか、入社して半年くらいだったと思います。
最初の半年は「この後も実績を出し続けられるかな……」という焦りがありました。もちろん基本給はちゃんと出ますが、成果を出さなければ稼げませんからね。
網屋さんは現在リーダー業務を行っているというお話がありましたが、年収の中でインセンティブとリーダーになってのベースアップ分との比率はどの程度ですか?
入社してから1年経ったころに昇格してリーダーになり、多少のベースアップもありましたが、インセンティブが大部分を占めています。
ハイパフォーマンスなキャリアアドバイザーに必要な資質

網屋さんから見て、キャリアアドバイザーとしてハイパフォーマーを目指す上では、どんな人が向いていると思いますか。
やはり目標に向かってどれだけ貪欲になれるかという点が重要だと思います。
目標から逆算して、何をしていけばよいかを考えながら仕事を進められる方が向いているのではないでしょうか。
特にキャリアアドバイザーは何か月にもわたって1人の求職者を支援していく仕事なので、「転職できた」というゴールから逆算し、どんなアプローチでどんなやり取りをすれば、転職支援が成功するかを考えられる方がいいと思います。
「キャリア支援をしたい」だけでは厳しい場面も
逆に「こんな方は向いていないかも」というイメージはありますか?
ただ単にキャリアの支援をしていきたいという動機だけですと、ちょっと方向性が違うかもしれません。
求職者のキャリア支援をするのは大前提ではあるのですが、それだけをやりたいとなるとギャップが出てくると思います。
確かに、求職者の希望を叶えたいというマインドだけでは、提案できる案件が無くて次のアクションができないという場面もあるかもしれません。キャリアアドバイスだけだとしても、結果が出るまで一定期間がかかることを考えると、スタート段階からゴールを見据えてアクションしていけるかは非常に大切になりそうですね。
そう思います。
前回に引き続き、キャリアアドバイザーのお仕事についてもお話をお聞きしました。網屋さん、本日はお時間をいただきありがとうございました。
ありがとうございました!
▶前編「JTBから未経験の人材業界へ転職したきっかけと転職方法」を読む
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
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