- 作成日:2024.03.29
- 更新日:2024.12.09
月20時間残業はきつい?平均残業時間との比較や、残業代の計算方法について
この記事では、月20時間の残業について、平均残業時間との比較をしながら解説します。
残業代の計算方法や、働き方の見直し方についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
関連記事:現職での残業がきついと感じている時、取りうる選択肢
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人材業界転職ルート 編集部
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目次 INDEX
月20時間の残業イメージ
月の勤務日数を20日とすると、月残業20時間の場合、1日当たりの平均残業時間は1時間となります。勤務時間が9~18時の場合、毎日19時頃まで残業するイメージです。
1日24時間のうち、就労時間が9時間を占める事になる為、通勤時間を往復1.5時間、睡眠時間を7時間と仮定すると、単純計算で残り6.5時間がプライベートに割ける時間となります。
労働基準法から見た、月20時間残業
法律上の規定から見れば、月残業20時間は法律違反ではありません。労働基準法では、労働時間は原則「1⽇8時間・1週40時間以内」となる法定労働時間を定めています。法定労働時間を超える労働時間は時間外労働に当たり、労働基準法における時間外労働の上限は月45時間です。
月残業20時間は労働基準法上の時間外労働の上限内に収まっているため、法律上は適用される働き方と言えます。
参考:時間外労働の上限規制|厚⽣労働省・都道府県労働局・労働基準監督署
日本国内の平均残業時間
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、産業別の月間の所定外労働時間は以下の通りです。
| 産業(一般労働者) | 所定外労働時間 | 前年比(%) |
| 調 査 産 業 計 | 13.8 | 4.8 |
| 鉱業,採石業等 | 11.2 | -4.1 |
| 建 設 業 | 14.6 | 0.6 |
| 製 造 業 | 15.9 | 5.5 |
| 電気 ・ ガス業 | 15.2 | 0.6 |
| 情 報 通 信 業 | 16.5 | 1.9 |
| 運輸業,郵便業 | 25.9 | 2.3 |
| 卸売業,小売業 | 11.4 | 5.9 |
| 金融業,保険業 | 13.2 | 1.7 |
| 不動産・物品賃貸業 | 13.9 | -1.1 |
| 学 術 研 究 等 | 15 | -0.6 |
| 飲食サービス業等 | 13.6 | 40.5 |
| 生活関連サービス等 | 9.6 | 15.9 |
| 教育,学習支援業 | 14.4 | 4.4 |
| 医 療,福 祉 | 7 | 10 |
| 複合サービス事業 | 9.5 | 7.7 |
| その他のサービス業 | 14 | 4.9 |
上記によると、産業別の月平均残業時間は10~20時間程度という結果となっています。
なお、本調査は、日本標準産業分類に基づく16大産業に属する事業所で、常用労働者を雇用するもののうち、常時5人以上を雇用する事業所が調査対象となっています。
また、本調査は対象事業者から提出された情報を元に集計がなされています。データを見る際は、これらの点に留意する必要があると言えます。
参考:毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査)調査の概要|厚生労働省
民間でも平均残業時間に関する調査が行われておりますが、それらでは、月の平均残業時間は20時間弱~25時間程度という結果が見受けられます。
残業代の計算方法
残業は労働基準法上の時間外労働にあたり、割増賃金扱いとなります。残業代の計算方法を労働種類別で解説します。
時間外手当・残業手当
時間外手当・残業手当は基本的な残業代です。以下の条件を満たした残業は時間外手当・残業手当となり、賃金が25%以上増しで支払われます。
- 法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えた時
- 時間外労働が限度時間(1ヶ月45時間、1年360時間など)を超えた時
なお、時間外労働が月60時間以上を超えた場合には、50%以上増しとなります。
計算方法は「1時間あたりの賃金(時給)×1.25×該当する時間」です。
月給制の場合は、「月給÷1年間における1か月平均所定労働時間」で1時間あたりの賃金(時給)を算出した上で計算します。その際、各種手当(通勤手当や住居手当など)やボーナスなどは除外して計算します。
休日手当
休日手当とは、法定休日(週1日)に勤務させたときに発生する割増賃金です。賃金が35%以上割増で支払われます。たとえば休日出勤した従業員に8時間労働させた場合、8時間分すべてが35%増しで支払われます。ただし、休日手当と時間外手当・残業手当は併用して支払われません。
計算方法は「1時間あたりの賃金(時給)×1.35×該当する時間」です。
深夜手当
22時から5時の間に勤務させた場合、深夜手当が発生します。深夜手当で賃金が割り増しされる分は、25%以上です。なお深夜手当は時間外手当・残業手当および休日手当と併用して支払われます。
計算方法は「1時間あたりの賃金(時給)×1.25×該当する時間」です。
月20時間の残業が多いと感じた場合の対処方法
残業時間は業界/職種によって異なりますし、残業の是非は一旦置きますが、先述した平均残業時間データと比較すると、月20時間の残業は極端に長時間という訳ではないと言えます。
しかし、仕事や時間に関する価値観には個人差がある為、残業20時間が多いと感じる方もいるでしょう。残業20時間が多いと感じたときの、具体的な対処方法を解説します。
残業に対して感じるストレス原因を整理する
残業20時間が多いと感じている原因によって、対処方法が異なります。まずは、残業に対して感じるストレスが、報酬面と労働時間面どちらで発生しているかを整理してみましょう。
たとえば、残業を含んだ勤務時間に対して給料が少ないと感じている場合は報酬面、残業があるせいで仕事以外の時間が確保できないと感じているときには労働時間面にストレス原因があることになります。
仕事の効率化を図る
仕事を効率化することで、残業を減らせる可能性があります。同じ業務を行っている先輩などに仕事の進め方を教えてもらう、不要な仕事があれば削減する、などの方法で仕事の効率化をしてみましょう。
転職を検討する
月20時間の残業は、極端な長時間残業とは言えませんが、残業がきつく耐えられない・働き方を見直したいという場合は、転職を検討するという方法もあります。
まとめ
本記事では、月20時間残業、残業代の計算方法、働き方の見直し方について解説してきました。
月20時間残業は極端な長時間残業とは言えませんが、残業について悩んでいる場合は、まずは現状を整理した上で、働き方を見直してみてはいかがでしょうか。
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