- 作成日:2023.12.22
- 更新日:2024.12.10
転職エージェントを利用するメリット・デメリット一覧
本記事では、転職エージェントを利用するメリット・デメリットについて解説していきます。
転職エージェントの利用を検討している方は、ぜひご覧ください。
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
転職エージェントとは
転職エージェントは、転職代理人と呼ばれることもあり、転職希望者と求人企業の間に立ち、採用成立をサポートするサービスのことです。人材紹介事業を行っている企業自体を、転職エージェントと呼ぶこともあります。
採用が成立したタイミングで、求人企業から報酬を受け取る仕組みになっており、転職希望者は無料でサービスを利用できます。
このあと、転職エージェントの具体的な仕事について説明します。
転職エージェントによる支援内容
転職エージェントは、転職を考え始めた段階から、実際に転職活動を行い、採用されて入社するまでの過程を、全て支援します。
大きく、以下の4つのプロセスに分けて解説します。
- 面談・カウンセリング
- 求人の紹介
- 選考手続きの代行
- 条件交渉
面談・カウンセリング
転職エージェントによる支援内容の1つ目は、面談・カウンセリングです。
転職エージェントに所属しているキャリアアドバイザーが求職者と面談を行い、これまでの経歴、転職理由や背景、希望条件などを確認します。さらに、経歴や経験を整理して、求職者の強みやアピールできるスキルの具体化も行います。
面談・カウンセリングは、実際に合って行うことを前提とする場合や、電話で行う場合もあります。ZOOMなどのオンラインツールを用いて行う面談も増えてきています。
また、対応時間や曜日もエージェントによって様々です。
求人の紹介
2つ目は、求人の紹介です。
面談で整理した経歴やスキル・希望条件などを踏まえて、紹介可能な求人をリストアップし、求職者に提示します。条件によっては、面談の中で提示されることもありますが、面談後に改めて連絡する場合もあります。
また、転職エージェントによって保持している求人は異なります。
たとえば、総合型エージェントでは、幅広い業界・職種の求人を保持しており、広くサービスを展開しています。一方、特化型エージェントでは、特定の業界や職種に特化した専門的な人材紹介を行っています。
なお、求人票で仕事内容や条件を確認できるため、不明点や疑問点がある場合には、担当の転職エージェントに確認すると良いでしょう。
選考手続きの代行
3つ目は、選考手続きの代行です。
書類選考のための書類提出や、面接などの日程調整を行います。
面接終了後は、応募先企業からの合否連絡や選考内容のフィードバックの共有、次の選考の案内なども行います。
基本的に、企業とのやりとりは全て、転職エージェント経由で行われます。
条件交渉
4つ目は、企業から内定やオファーを頂いたタイミングでの条件交渉です。
条件交渉も、求職者本人に代わって転職エージェントが行います。
実際は、ある程度面接が進んだ段階など、内定が出る前に条件を調整することも多いです。
最終的な条件のすり合わせや合意は、オファーが出るタイミングで行われます。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用するメリットは、以下の5つです。
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 想像しない業界や職種、ポジションの紹介を受けられる
- 選考通過率の向上
- 効率的な転職活動が可能
- 条件交渉が可能
前述した内容と重複する点もありますが、順に説明していきます。
非公開求人を紹介してもらえる
1つ目のメリットは、非公開求人を紹介してもらえる可能性がある、ということです。
非公開求人とは、転職サイトやホームページに公開されていない、一般的には世の中に出回っていない求人のことです。
企業が求人を非公開にする理由は、競合他社に採用のニーズや動きを知られたくない、現在の社員に公開せずに採用を進めたい、などが挙げられます。こうした背景から、転職エージェントに対して、非公開求人として扱ってほしいとオーダーが入ります。
非公開求人は転職エージェントのみに公開されており、重要なポジションや魅力的な求人が多いです。
こうした求人に巡り合うことができるのは、転職エージェントを活用するメリットの一つです。
様々な業界や職種、ポジションの紹介を受けられる
2つ目のメリットは、自分一人では見つけることができない業界や職種、ポジションの紹介を受けることができる、という点です。
自力で情報収集を行っている場合、もともと関心があったり、既に知っていたりする企業や業界のみをリサーチしがちです。また、大手企業や知名度のある企業ばかりを選択肢にしてしまうことで、隠れた優良企業を見逃してしまう可能性があります。
転職エージェントを活用することで、自分では想像していなかったキャリアやポジションに気づける可能性があります。
選考通過率の向上
3つ目のメリットは、選考通過率の向上です。
転職エージェントを活用することで、書類選考や面接の通過率が向上すると言われています。
転職エージェントは、履歴書や職務経歴書を添削し、通過の可能性が高まるようにサポートを行ってくれます。
選考書類の作成は慣れていない求職者の方も多いため、より通過率を高めるには、転職エージェントの活用がおすすめです。
また、転職エージェントでは、企業が求める経験・人材像や、重要視する点、面接で多く聞かれる質問など、応募先企業についての様々な情報を得ることができます。一人で転職活動を行うよりも、選考通過の可能性が高まるでしょう。
効率的な転職活動が可能
4つ目のメリットは、効率的に転職活動を進めることができる事です。
転職活動では、多くの場合、複数企業の選考を並行して進めることになります。
志望度や選考の進捗状況を踏まえて同じペースで進めなければ、一社だけ選考が早く進んでしまうなど、効率的な転職活動には繋がりません。よって、スケジュール調整は非常に重要です。
しかし、複数行われる面接のスケジュール調整を一人で行うのは、負荷が大きいです。
転職エージェントは、日程調整だけでなく、応募先企業との様々なやり取りを完全に代行してくれます。
自分一人で転職活動を行うよりも負荷が少なく、効率的な転職活動ができるでしょう。
条件交渉が可能
5つ目のメリットは、企業との条件交渉を転職エージェントが代行してくれる、ということです。
希望しているポジションや企業から内定をいただけたとしても、条件が希望を満たしていない場合があります。そういった時は、転職エージェントが条件交渉を代行することも可能です。
もちろん、条件交渉を行ったからと言って、必ずしも希望が通るわけではありません。しかし、慣れている人が交渉を行ったほうが、条件が改善される可能性が高まります。
実際のところ、希望年収やポジション、入社時期などについては、転職エージェントが内定前の時点で調整していることが多いです。最終段階で条件交渉に取り掛かるというよりは、選考段階で行われる希望条件の擦り合わせを担当者が代行してくれるイメージです。
転職エージェントの利用でデメリットとなりうる点
ここまで、転職エージェントを活用するメリットについてご紹介してきましたが、「利用前にデメリットも把握しておきたい」という方も多いでしょう。
ここからは、転職エージェントを活用する上でデメリットとなりうる点や、利用前に知っておくべきポイントをご紹介します。
- 転職する方向に意思決定が促される
- 転職エージェントが保有していない求人は紹介されない
- 選考ハードルが上がる可能性がある
- かえって手間になる
それぞれ、詳しく説明していきます。
転職する方向に意思決定が促される
1つ目は、転職するかどうか迷っている場合でも、転職する方向に意思決定を促される可能性がある、という点です。
転職エージェントの仕組みとして、紹介した候補者の採用が決定しなければ、紹介先の企業から報酬を受け取ることはできません。
つまり、相談者や求職者が求人企業に入社しなければ、売上になりません。そのため、転職エージェントによっては、自社や自分自身の業績のために転職を促すことがあります。
自分の軸や考えをしっかり持っていないと、転職すべきではなかったのに転職するという意思決定をしてしまう可能性があります。
もっとも、多くの転職エージェントは、客観的な視点から転職のメリットやデメリットを伝え、転職するかどうかの意思決定を促してくれます。
しかし、成功報酬というビジネス構造を前提としているため、多少なりとも、転職する方向に意思決定を促すバイアスがかかってしまうことは認識しておくと良いでしょう。
また、このバイアスは悪い面ばかりではありません。なかなか転職への踏ん切りがつけられない方は、転職エージェントを通して意思決定できることもあります。
転職エージェントは、あくまで転職活動の支援を行っている存在であり、参考意見の1つです。
最終的に意思決定を行うのは自分自身であるということを、忘れないようにしましょう。
転職エージェントが保有していない求人は紹介されない
2つ目は、転職エージェントが保有していない求人は紹介を受けることができない、という点です。
転職エージェントを利用せずに採用活動を行っている企業も多く、そういった求人は紹介してもらうことができません。
転職エージェントで紹介してもらえる求人のみに視野を狭めてしまうと、その他の魅力的な求人に出会える可能性が無くなってしまいます。
転職エージェントの保有する求人が全てではないということを認識しておきましょう。
選考のハードルが上がる可能性がある
3つ目は、選考ハードルが上がる可能性があることです。
求人企業は、転職エージェントから紹介された人材を採用すると、手数料を払うことになります。そのため、自社のHPなどから直接応募があった手数料のかからない応募者よりも、選考の難易度が上がる可能性があります。
特定のスキルに長けた人材や、募集ポジションにマッチした経験者であれば、ほとんど不利になることはありません。その人材自体に希少性が高く、手数料を払ってでも積極的に採用したいという意欲が、企業側にあるためです。
一方で、手数料を支払う必要性が低いと感じるような求人に、転職エージェントを介した応募があると、内定に繋がりにくい可能性があります。
かえって手間になる可能性がある
4つ目は、かえって手間になる可能性があるということです。
会社としての大きな方針は定められているものの、サービスの質は、担当者個人による部分が大きいです。業界や仕事内容への理解が薄く、提案される求人が的外れだったり、返信が遅かったりと、対応に不満を感じるケースもあります。
これでは、効率的に転職活動を行うために転職エージェントを活用したはずが、かえって手間になってしまうため、担当を変更するか、別のエージェントを利用しましょう。
また、あまりに多くのエージェントを同時に利用してしまうと、それぞれの担当者と連絡を取る必要が出てきます。活用するエージェントは2、3社に限定するのが良いでしょう。
効果的な方法として、3、4社の転職エージェントと面談を行い、自分と相性の良いと感じるエージェントに絞り込んでいくのがおすすめです。
関連記事:転職エージェントの活用方法と、担当者との関係性の築き方
まとめ
転職エージェントを活用するメリットとデメリットを、それぞれご紹介しました。
転職エージェントは、転職活動をトータルサポートしてくれる心強い存在ですが、最終的な意思決定は自分自身が行うということを、忘れないようにしましょう。
また、仕事内容や利益構造なども併せて理解することで、より効果的に転職エージェントを利用することができるでしょう。
この記事の監修者
人材業界転職ルート 編集部
人材業界専門の転職エージェント「人材業界転職ルート」の編集部です。人材業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。

